「すばらしい本だと思った。」 おすすめ度:
投稿日:2006-05-01
すばらしい本だと思った。
本書には、
障害を持つ人に向けた海外旅行などを企画実行する人の経験談と、
障害を持つ人が旅行するときに知っていると役に立つ実用的な内容がまとめられている。
盲導犬を海外に連れ出す手続きの方法とか、
車椅子で飛行機に乗るときのポイントとか、
ほかではちょっと知ることができないようなことまで書かれていて、
それも、実際に経験した人の語ることだから、具体的でわかりやすく、かゆいところまで手が届いている感じだ。
中でも、
一日おきに透析している人が海外旅行に行く話などは、かなり衝撃的だった。
しかし、
障害を持つ人が旅行をするということには、いつもなんらかのドラマが感じられるのだが、
それがドラマになってしまう状況というのは、実はちょっと寂しい状況なのだとも思う。
誰でも当たり前にどこにでも行ける、という世界が実現することはかなり難しいだろうと思うけど、
その実現に向かってゆくことは、やりがいがあってすばらしいことだろう。
それから、旅行というものがこんなにも人を元気け心を癒すものであるということが、あらためてわかった気がした。
最後に、ボランティアとして旅行に参加してくる人の中でも医療職関係の人は、押し付けの介助をしやすい傾向にある、というような記述の部分では、
看護師であるわたし自信に振り返って、反省せねばなと思った。