「ちょっと嬉しい本かも」 おすすめ度:
投稿日:2003-07-05
阪神大震災の実態などがリアルに紹介されている割に、避けることなく直視して次への教訓として読める点で、あの大きなインパクトを今の私たちはようやく客観視できるようになったのだと実感しました。
後から振りかえってみれば、どうしてあんなことを、というような人間の行動がちりばめられていて、わが身に置き換えられるので、興味と親近感を持って読み進むことができました。
「はじめに」に書かれている身につまされるエピソードを読んでしまうと、もう読まざるを得なくなりました。双子地震の話や借金の返済に例えた一括して大きな地震が3つ来る話、地震発生後には時代の傾向が顕著化する話、アメリカと日本の「抵抗力」と「回復力」のバランスの話など、どの話も納得してしまいます。
ここにも書かれているように、ふと地震のことを考えた時に、一人の市民として何をしたらいいのか分からない、何もできないのではないかという不安な気持ちに多くの人はなるだろうと思います。これを読めば、何ができるか、どうしたらいいかがわかる、というちょっと嬉しい本かも知れません。