「言葉が断定的」 おすすめ度:
投稿日:2008-03-17
ストレッサーは「諸悪の根源」、〜は「唯一の方法」、など、
断定的な言葉遣いが多いと感じました。
ストレスを解決するための問題解決型カウンセリングを提案されてますが、
問題を解決しようともがき苦しんでうつ病に陥っていく人も多いと思います。
だいぶしんどくなってきてる人が読むと余計にがんばろうとしたり、
自信喪失したりするのでは。
学術的には良い本かも知れませんが。
「不活性化した社員は活性化するのか?」 おすすめ度:
投稿日:2007-11-20
だめな社員は取り替えろとか、まるで一くくりに1980年代以降の若い人を「シュガー社員」と説明するかのような本を読んで「ゆとり世代は」と溜飲を下げる前に、読んでもらいたい一冊。ひょっとして、自分が彼らを不活性化させているかもしれない、自分が「社内うつ」を作ることが得意な管理職者かもしれない、そして自分だって「すり切れて」いるかもしれない。
まず、「うつ病というのは、どの国、どの時代を見ても、人口の0.3%程度しかいません」という筆者の言葉に驚き読み始めました。
だって、うつってもっと多そうじゃありませんか?
社員1000人の会社でたった3人。いやそもそもうつの人が社会生活を全う出来るのかという疑問を挟めば、3人よりも2人、1人という数字になりそうです。
読んでみて、現在の企業構造的に起こりがちなストレス、それが何故起こるのか、どういったケースで起こるのか、そして真性のうつと区別することで、うつとしての治療では治らないと説明し、ケーススタディとしてのソーシャルで具体的な治療例がある。そしてそのストレスに理解を示した上で、対処法を紹介する。本書はそんなつくりになっています。
大体の人が、「ああこういうストレス分かる」と共感を持って読めるのではないでしょうか。そしてモチベーションがマイナスくらいに振り切れそうな時、イライラしている自分を感じた時、ちょっと立ち止まって読んでみるととっても役に立つ本だと思います。忙しい方はケーススタディを飛ばしても、問題なく理解できる内容になっています。
「人事担当者だけでなく管理職も必読」 おすすめ度:
投稿日:2004-08-24
著者のいう「社内うつ」に目から鱗が落ちる思いをした。この本を読めば「社内うつ」と「うつ病」の違いが明確にわかる。人事担当者、採用担当者、教育担当者はもちろんのこと、部下を持つすべての人は是非一読しておくべき書籍だと思う。メンタルヘルスに関してコミュニケーションのあり方と重要性をここまで実例を交えて解説したものは今までお目にかかったことがない。極論すれば、プロジェクトマネジメントにも通じる本だとさえ言える。
「単なるうつの本」 おすすめ度:
投稿日:2004-04-02
通常の「うつ」に関する本のたまたま会社版といった感じで、症例は会社関係から拾っているものの、「会社の中でだけうつになる人」特有の症状や原因の解析がほとんどなされていない。したがって、この本を読んでも、一般的なうつについての知識は得られるが、「本来はうつ的性格ではないが、会社には猛烈に行きたくない人、会社に行くと急になえる人」が、どう自分を対処したらいいのかの指針は、まるで見えてこない。
「「社内うつ」って「うつ」じゃないの?」 おすすめ度:
投稿日:2003-11-29
世の中「うつ」があふれている。家庭で、学校で、職場で。TVや新聞は連日関連番組やCM、記事を報道している。うつ病は決して単なる落ち込んだ状態ではなく、何らかの原因による脳の神経伝達物質の枯渇による病気である。著者は長年の会社カウンセリングの経験から「会社内うつ」の存在と診断、対応方法を著している。著者によれば「社内うつ」はいわゆる「うつ病」ではないという。「会社内の人間関係、コーピング(ストレスへの対処)不足などによる会社内に限られた適応不全状態」と定義している。だから、休日には趣味を楽しむこともできるのだという。素朴に「それなら『うつ』とは呼べないのでは?」と思ってしまった。実際の職場で問題になっているのは純然たる「うつ病」であり、「うつ予備軍」であろう。タイトルから見るとやや誤解を招くような内容となっているが、具体的カウンセリング症例があるのでそれなりに理解はできる(症例提示がややくどいが)。